「ほんきでやろう! お店やさん」第1回目「集まり会」の報告

宇田津さんによる講義の様子
宇田津さんによる講義の様子

東京都新しい公共支援事業(新しい公共の場づくりのためのモデル事業)に選定された『大人と子どもで創る地域コミュニティ』の企画第1弾である「ほんきでやろう! お店やさん」

2月29日に第1回目の「集まり会」がセシオン杉並で開催されました。あいにくの大雪で大変な状況でしたが、集まった子どもたちは最終的に32名でした。
※募集についてお知りになりたい方は、この記事の最後部分をご覧になってください(*1)。
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講義の宇田津和正さん
講義の宇田津和正さん

「集まり会」の内容は宇田津和正さん(*2)の講座「金銭教育〜お金とは?」と、この企画の説明など。講義の様子写真は、こちらをご覧になってください(「フォト蔵」http://photozou.jp/photo/list/2435901/6165394)。

<宇田津さんによる講義の内容ダイジェスト>
●お金について「もしお金がなかったら?」→物々交換
だけど、物々交換には大きな問題がある!

(もしダイヤモンドをキャベツで買うとしたら?)
   ↓
(ものすごくたくさんのキャベツが必要)
   ↓
だからこそお金が必要!


●お金の役割について
「交換(こうかん)」「保存(ほぞん)」「価値(かち)のめやす」

●ものの値段について考えてみよう
・同じ缶ジュースを「コンビニ」「スーパー」「富士山五合目」で買うとしたら?
・なぜ値段が違う?→需要(じゅよう)と供給(きょうきゅう)の関係で決まる。

●買いたくなってもらう工夫について

●もうけるための3つのポイント
「高く売る」「安く仕入れる」「たくさん売る」

●お金の大切さ〜お金で買えるもの・買えないもの
子どもたちからお金で買えないものをあげてもらった。
「人」「いのち」「たからもの」「じんせい」「こころ」「アニメの中の白菜」「くも」「ゆうき」「きぼう」「みらい」「両親」などがあがった。

「はじっこまつり4」チラシ
「はじっこまつり4」チラシ

 

集まり会終了後、子どもたちに自分がやってみたいお店のアンケートを渡し、さらに3月17日に行われる「はじっこまつり4」に体験お店やさんとしてお手伝いしてくれる子どもたちを募集しました。体験希望者は20名程度。

これから子どもたちと自分たちのやってみたいお店屋さんを考えてもらい、企画・仕入れ・値付け・販売・収支までの一連の活動をやっていただくことになります。

もちろん儲けが出たら、寄附をするとか、自分たちの小遣いにするなど、使い道も考えてもらいます。ここまでの一連の流れの中で、お金の大切さ、自分を養ってくれている家族への感謝の気持ち、また気づかなかったお金の存在などに気づいていってもらえれば嬉しいと思っています。

最後に今回参加した子どもたち&保護者の皆さまにお礼を申し上げます。こちらも次回以降の課題等が見つかりましたので、修正しながら積み重ねていきます。一緒にパワーアップしながら楽しいことを実現していきたいですね☆
(2012年2月29日・15時30分〜17時/セシオン杉並にて)

(*1)募集について……お子さんたちの募集は杉並区を通じて、高円寺エリア&東京メトロエリアの小中学校の児童・生徒たちに配布されました。今回の参加者は32名でしたが、現在の参加希望者は40名程度。年長さんから中学生まで、年代もさまざまです。3月11日発行の広報「すぎなみ」でも募集案内が掲載されます。この企画はこれからも定期的に行っていきますので、途中からの参加もかまいません。詳しくは募集案内をご覧になってください

(*2)宇田津和正さんプロフィール……証券会社に28年間勤務。商品企画、債券トレーダー、証券アナリスト、システム構築などの業務に携わる。新人教育等を得意とする。CFP(ファイナンシャルプランナー)、証券アナリスト、中小企業診断士などの資格を取得。現在はiPhoneアプリの開発に携わっており、ソーシャルメディアとスマートフォンおよびそれらを利用した教育などに注目している。